だいぶ前になってしまいましたが、先日の、保護者会。
園での子ども達の様子が様々伝えられるなか、後半、先生が言っていたこと
「ほしぐみの子ども達は、泣いて訴えることが多い。泣くんじゃなくて、言葉で伝えられるようになろうねって、言っています」
そうですね。
私も、4歳児さんはそうであって欲しいと思っています。
でもなんか違和感。
モヤモヤモヤ
本当に伝えたいことがある時、
伝えたいことがあるのに、どんな風に伝えたら良いのかわからない時、
伝えるのが恥ずかしい時、
気持ちが混乱している時、、、
私だったら、黙ってしまうなあ
なんならその場を立ち去ってしまうかも
それで後になってブツブツ文句を言ってしまったりして!
でも、子どもは泣けるから
泣いて気持ちを伝えられるから
だから、泣いたって良いじゃない。
むしろ、泣けるって良いじゃない。
声を出して泣けるって良いじゃない!
泣いてたって伝わらないと言うけれど、黙っていたら、もっと伝わらない。
つらいよ
困っているよ
混乱しているよ
子どもは大人より、素直で正しい生き物だと思います
心のままに生きている。
でこちゃんは、あんまり泣きません。
でこちゃんが泣く時は、音もなく静かに、後ろを向いて、そして自分で鼻をかんで、そしてそっとティッシュをゴミ箱に捨てに行く。
そういう泣き方をする。
母は意外に見ているんです
(でも本人はあまり見られたくないらしい)
最近色々と悩みの尽きないでこちゃんが「保育園ではたまに泣いちゃう」なんて言うので、
「泣きたい時は、どんどん泣きな!」と言ってしまった
でも保護者会での先生の言葉を思い出して、
「でも、泣いた後には、どうして泣いちゃったのかを教えてね」と、慌てて言い足しました。
園と家庭は違う。
先生と親の立場は違う。
でも、
泣かれたら面倒、というのは大人の都合で、本当は、溢れ出る感情を止められないのは、自然なことなんじゃないかなあ、と思うのです
子どもが、素直に気持ちを発信できる権利を、奪ってはいけない。
でも、
朝から晩まで30人のうち誰かがいつもビービー泣いてたら、先生だって泣けちゃうわ
言葉で伝え合って、分かり合えたら良いよね。
多様な子ども達が存在する中で
一人ひとりに寄り添おうとしてくださる先生方には、本当に感謝しています
でもどうか
声を出して泣けない子どもが
不安の中に置いてけぼりになりませんように。
「気にならない子」の支援が
後回しになりませんように。
母は毎日、届くか届かないかわからないくらい小さな声で、でこちゃんを応援しています
そしていつも、でこちゃんへのエールは、子どもだった自分へのエールでもあるのです
ところでその保護者会の時に見たみんなの描画作品。
あれこれコメントが飛び交う中で「でこちゃんのが1番うまいわ」と心の中で思っていた母の最近の一押しの一枚(園で描いた絵ではありません)。
「キリンに乗るお母さんを見ているでこちゃん(後ろ姿)」
後ろ姿に哀愁漂う・・・